「歳を取って、家族に迷惑を掛けたくない」というのは、誰しもが思うところです。そのために、60歳を過ぎたら、認知症や亡き後への備えを考え始めましょう。

【やっておきたいこと・話し合っておきたいこと】

遺言が必要なのか考える。何を書いたらよいかイメージしておく。公正証書遺言にするのか、自筆証書遺言にするのか、予め予習しておく。実際に遺言を作成してしまっても勿論よい。作成した場合は、定期的に見直し、財産が変動した場合は死後に問題にならないよう更新しておく。 ⇒ 遺言を残した方がよい方は?

遺言はちょっとハードルが高いなと思う方は、まずは人生を振り返り「自分史」を作ってみるとか、「エンディングノート」を作っておけば、自分が望む介護や医療、葬儀などを書いておき、意思を伝えられない状態になっても家族に知ってもらうことが出来ます。

項目記載内容目的法的効力
自分史自分の人生の歴史出生や家族、学生時代、仕事のことなど、これまでのことを年表や文章にする自分自身の心の整理なし
エンディングノート意思や希望を記録するもの自分が望む介護や医療、葬儀など介護や終末医療、葬儀の希望などを家族や周囲に知ってもらうなし
遺言意思や希望を記録するもの財産の承継・処分方法、後見人の指定など残された親族間の相続トラブルを防ぐあり

②墓や仏壇について子供らと話し合っておく。自分はどの墓に入るのか、今護っている墓や仏壇がある場合は、誰が引継ぐのか、家族間で話し合いの機会を設ける。引き継ぐ人には、お寺とのお付き合いや法要の時期等のノウハウを伝えておく。

③自分の親世代が健在の場合は、もしもの時に備えて、友人・知人・親戚等の連絡先を聞いておく。

④終活や相続に関するセミナーに参加する。必要に応じて専門家に相談し話を聞いておく。

⑤将来の認知症発症などに備えて、元気なうちから対策できることを考え始める。

【財産管理】

④家屋や土地の権利書を確認し、抵当権や共有等の課題で解消できるものがあれば、早めに対処しておく。

⑤生命保険の保険金受取人や、保険の本数、保険金額などを整理しておく。

⑥銀行口座で使っていないものは纏めたり廃止したりする。

【その他】

⑦断捨離、情報管理(IDやパスワード)を一覧表などでわかるように整理しておく。